人材派遣にかかる費用と相場は?
「人材派遣を利用したいが何にどれくらいお金がかかるのか分からない」
「人材派遣の料金が発生するタイミングっていつ?」
「相場はいくらだろう?」
このような疑問はありませんか?
今回は人材派遣会社の目線から、人材派遣にかかる費用と相場について解説します。
結論を簡単にお伝えすると、派遣利用時に発生する料金は「派遣料金(派遣社員の利用料金)」のみです。
採用活動は派遣会社が行うため、派遣社員が決まるまでのプロセスは費用がかかりません。初期費用0円で始められるのが人材派遣の最大のメリットです。
なお、G&Gでは製造業をはじめ、さまざまな業種の企業様に多くの人材を派遣しています。無料でご相談できますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
[ 詳しいお話を聞きたい方はこちら ]
1.人材派遣とは?
人材派遣とは、派遣元(G&G)で登録(雇用)しているスタッフを派遣先(お客様)のもとで労働に従事させるサービスです。
正社員と違い「実際に勤務する派遣先企業と雇用契約を結んでいない」ことが大きな特徴です。
実は、採用活動を始めてみると「思ったよりも手間がかかる…」とお分かりいただけると思います。
採用活動の手間は大きく分けて2つ
♦採用の手間
例)・求人広告の手配:求人内容の設定、求人広告の作成、面接会の実施
・応募者対応:書類選考の受付、面接日時の連絡、採用面接、採用合否の連絡
・入社手続き対応:雇用契約書の作成・交付、各種保険手続き
♦雇用の手間
例)・給与計算や明細の発行
・定期健康診断の予約・実施
・年末調整
・退職後各種保険の脱退手続き etc
例として、採用と雇用の業務の一部を挙げただけでもこれほどの「業務量」に及びます・・・。
繰り返しにはなりますが、人材派遣とは、派遣元(G&G)で登録(雇用)しているスタッフを派遣先(お客様)のもとで労働に従事させるサービスなので、採用や雇用の手間のほとんどを削減することができます。
2.人材派遣にかかる費用の内訳
1)初期費用
→基本的に一切かかりません。
※強いて申し上げれば、『派遣スタッフが使用する物品(貸与品)などを準備する費用』です。
2)継続費用
→派遣料金(1時間あたりに支払う派遣スタッフ利用料金)
※派遣スタッフへの基本賃金と福利厚生費、社会保険費用、派遣会社のマージンが含まれます。
以上により、費用がかかるのは「継続費用(派遣料金)」のみとなります。
3.人材派遣の費用の相場
まず、相場を解説する前に、「派遣料金は、どうやって決めるか」という事を解説します。
派遣料金を設定するにあたって、派遣会社は、派遣スタッフの【待遇決定方式】を決めなければなりません。
それが、「派遣先均衡均等方式」と「労使協定方式」のどちらか、となります。
・派遣先均衡均等方式 : 派遣先で「業務内容+責任」が同じ正社員と同等以上
・労使協定方式 : 「職種+能力+経験+地域」が同じ正社員の全国平均と同等以上
という観点で、待遇を決定します。
つまり、派遣スタッフへの待遇(時給や交通費、福利厚生など)を算出した上で、派遣料金を設定しているので、派遣会社によってそれぞれ異なるということです。
「派遣先均衡均等方式」と「労使協定方式」についての詳しい説明は、こちらの記事で解説しております。
⇒【採用担当者向け】人材派遣における同一労働同一賃金をわかりやすく解説!
次に、相場の話に戻ってお話しすると、「職種ごとの派遣料金」に関しては、厚生労働省によって相場が公開されており、2023年1月時点では2021年度の結果が公表されています。
◆1日あたりの派遣料金の全国平均(1日当たり8時間として計算)
・一般事務従事者・・・16,583円
・製品検査従事者・・・15,529円
・接客・給仕職業従事者・・・14,249円
・清掃従事者・・・13,477円
出典:厚生労働省
では、上記の派遣料金を1ヶ月当りで算出してみます。
◆1ヶ月あたり20日出勤として計算した場合の相場
・一般事務従事者・・・331,660円(1時間当たり2,100円前後)
・製品検査従事者・・・310,580円(1時間当たり2,000円前後)
・接客・給仕職業従事者・・・284,980円(1時間当たり1,800円前後)
・清掃従事者・・・269,540円(1時間当たり1,700円前後)
職種により、非常に差が大きいですよね。
先ほど申し上げた通り、「派遣スタッフの待遇・地域性」以外にも「派遣会社のマージンや異なることや確かな派遣料金を知りたい場合は、見積もりをお取りいただくことをおススメします。
派遣料金の内訳
では、派遣料金の内訳はどのようになっているのでしょうか?
派遣料金は、派遣会社によって異なりますがおおよその構造比は似ています。
内訳の項目 | 割合(%) |
---|---|
派遣スタッフの給料 | 約70% |
派遣会社が負担する派遣スタッフの社会保険料 | 約10.5% |
派遣スタッフの有給休暇に対する賃金 | 約4.2% |
以上のように、派遣スタッフに関連する合計の費用が約86%を占めていることが
お分かりいただけると思います。
4.派遣料金が発生するタイミング
冒頭でもお伝えした通り、実際に派遣スタッフが、就業を開始してから料金が発生します。
広告を出すだけ、人を探してもらうだけでは料金は発生しません!
いわゆる「成果報酬型」のサービスですので、「本当に人が集まるのか不安だな・・・」などの心配をせずに始められます。
人材派遣は初期費用がかからないので始めやすいという特徴があります。
ですので、多くの人材に会うために、登録だけしておくのがオススメです。
5.まとめ:複数の派遣会社で見積りを取ることがおススメ
ここまで、人材派遣の費用と相場を下記の内容を解説させていただきました。
・人材派遣の費用は「初期費用が0円!継続費用(派遣料金)のみ」
・人材派遣の料金は、「派遣スタッフの待遇を元」に設定されている
・人材派遣の相場(全国の平均料金)は、厚生労働省から公表されている
・派遣料金は、職種や地域性などの様々な要因で変動する
・派遣料金が発生するタイミングは、「派遣スタッフが就業してから」
いかがでしたでしょうか?
採用手段として、費用をかけるのであれば「費用対効果が高い」方が良いですよね?
でも、その一方で「費用対効果は高いけど、そもそも費用が高い」なんてこともあります。
そこで、「相場」を知っておくだけで、予算を設定することや数多くある派遣会社の選定にも非常に役立ちます。
だからこそ、気になる派遣会社のお見積だけでもお取りいただくことがおススメです。
G&Gでは、お見積の作成やご相談についても無料で承っております。
ぜひ一度、お気軽にご相談ください。